遺言書キットはこういう為にか

休日の遊園地で、みんなは楽しそうだなぁ、と憂鬱な思いで辺りを見回した。「パパ~、こっちだよぉ」と娘に呼ばれてもなんだか気乗りがしない。きっと、夕べ遺言書キットなんか見てしまったからだ。

家族の為にと作ってみようかと思ったけど、こんなにかわいい子供を残して俺は死にたくない!という思いだけ強くなってしまったようだ。おっと、もちろん愛する妻も置いていきたくはないのだが・・。

今日、ここに来るまでの間も何度、危ない目にあった事か。電車に乗る時だって、後から押されでもしたらと思ったらなかなか足が前に出なかったぞ。遺言書キットなんか書いてもうあの世にいっても大丈夫って神様が考えてしまったらどうするんだ!

だめだ!遺言書キットなんか作れないよ!「パパ、ママと一緒にあれに乗ろうよ!」無邪気な笑顔で言われてもなぁ。あれに乗って何かあったら。と考えると何もできなくなるよな。

そうか、そういう時のために、遺言書キットを用意しておくんだ!よし、次の機会までに準備しておこう。じゃないと、俺はこの先何もできない!